嬉々 1


「ふっ・・・・あ」
 
唇を軽く合わせ、まだ深くならず、
舌を掠らせ、首筋を舐め下ろしただけだというのに、
hydeは熱い吐息と掠れた声を上げた。
 
いつもよりも乱れそうな予感に欲情を煽られる。
 
「んん・・・」
 
今度は深く接吻け、お互いの口中の熱い固まりを弄りあう。
早く触れ合いたい。
野暮ったい衣を脱ぎ捨てて、皮一枚で互いの鼓動と
その下に流れる血潮を感じ取りたい。
 
服を剥ぎ取る手がもたつくのにイラついて
、何かが飛んだり千切れたりする。

「はっ・・ん、あぁ・・・ん」

やっとたどり着いた肌に刺激を送り込み、送られる。
 
『hyde』という器から、時々己を吐き出しに俺のところに来る、hyde。
吐き出して、吐き出して、吐き出して・・・・・・俺は全てに喰らいつく。
 
両脇に手を這わせながら、胸の尖りをしつこく舐めまわす。

「う、んん、・・・あっ、サクラ、あぁ」

上がる声に、自分好みの色がつき始めたのを感じていい気分になっていると、
首にしがみついていた両手が背中を撫で上げてきた。

「うぁ!」

とり肌が立ちそうなその感覚で愛撫の邪魔をされたことに腹を立て、
悪戯な両手の持ち主を見下ろすと、意外に効果のあった結果に満足げに笑っている。
 
・・・・・この野郎・・・・・
 
そういう行為が反ってこっちを煽るんだ。
まだまだ余裕そうな笑みを、切羽詰まった泣顔にしたくなる。
 
両手を取り上げ、片手で一括りに押さえ込むともう一度口付ける。
舌で上下の唇を舐めまわす。 その薄い皮膚への刺激にhydeは弱い。
 
「ん・・・・サクラ・・・もっと・・深く・しよぅ」
とろんとした表情のhydeが紅い舌を出し、いやらしく誘う。

「深く・・・だな」
 
舌と舌を合わせてざらざらした感触を確かめ合うと、
それはまるで別の生き物のように絡みあう。
上顎を触手のように舐めてやると、hydeの身体がビクつく。
 
「ふ・・はぁ」
合わせたあぐねた口元から熱い息が漏れる。
 
もう片方の手の親指で、立ち上がっている胸の尖端を円を描くように転がし、
口から首筋に舐め下ろした舌を浮き出た鎖骨に這わせる。
 
「はっ! ああっ・・あっ、あ〜」
上体を仰け反らせて、絶頂のような声を張り上げるhyde。
 
これだけの刺激で・・・・今日はまた感じ方がいいね。
楽しませてくれそうだな。
 
「どうしたんだよ? ひどく盛ってるじゃないか」
「うるさいな、いけないのかよ? あっ・・・はぁ、あぁ〜」
 
片足をhydeの間に割り込ませ、足を開かせながら内股を上下に撫でる。
触れるか触れない程度に・・ゆっくり。
胸の尖りは、舌の充分な愛撫でぬらぬらとひかっている。
隆起しているそれを歯先で何度も擦ってやる。
 
「やっ! んぁ、あぁぁ」
 
これはこれは、相変わらずいい鳴き声で。
 
「あぁ・・サクラ、早く触れよ俺に」
「触ってください、だろ?」
「ふふ・・・触って、サクラ、お願い、待てない・・あぁ」
 
戯言と分かっていながらも、紅い舌先をちろちろさせながら腰をくねらす媚態に、

その言葉、後でもっと喘がせながら言わせてやる

と、思ってしまう辺りで、
どうしようもなくこの身体に溺れている自分を認めざるを得ない。

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