白い粉


身体に降りかかる白い恐怖。
それは、だんだん俺の感覚を鈍らせる。
思考にも靄がかかる。
視界も歪む。
 
「ん・・・あ」
 
俺の下で喘ぐhyde。
彼だけに集中する。
したい。
しよう・・・
 
「サクラッ・・あぁ!」
 
曇り始めた感覚の中。
俺の身体が覚えているhydeを攻める。
息が荒くなる。
hydeはもっと荒い。
 
「く・・うぅ。  あ、あ、あ・・サクラ」
 
俺より思考を飛ばし始めたhydeに
がむしゃらなキスをせがまれる。
だが、今の俺には苦しい。
幻想と現実の狭間に墜ちた。
 
助けてくれ!
こんなことはもうコリゴリなんだ!
今、すぐにでもこの誘惑から解放してくれ!
例え彼を裏切ることになっても・・・・・
 
「サクラ?」
 
そんな顔をしないで欲しい。
もう仕方がないんだ。
限界なんだ。
許して欲しい・・・・・
 
身体を占領し始めた
せり上がってくるその衝動
目の奥がチリチリし、
喉から鼻に迫まってくる。
 
もうだめだ。
全ての活動が停止して、
あの魅惑的な瞬間だけを待ち望む
 
 
「あ!」
 
 
 
 
ぶぁっくしょーーーい!! へぁっくしょい! くしゅん!
 ・・・・・・・・ず〜〜グスグス・・・・・
 

「・・・だっー! お前、ヤッてる時にくしゃみすんなってあれほどゆうたやろー!」
「うっせー! そんな文句、舞ってる花粉に言いやがれっ!
 くそったれーーーーーーーー!」
 

そんな季節まもなく到来。

その衝撃を感じたことのある方はどうぞ

06.02.27
 
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