さて、
今日は俺的に滅法いい目をみたハズだ。
hydeはエロかったし、可愛かったし。
なのに、な〜んか納得できないんだよなぁ。
事の済んだ後、ナルシストでロマンチストのhydeには珍しく、
ピロートークもそこそこに、ヤツはさっさとシャワーに行った。
脱ぎ散らかした服や下着をご丁寧に拾い上げ、
足取りも軽くだ。
おまけに風呂場の音響効果を利用して、
大音響で一人ライヴの真っ最中。
「COME O〜〜〜N DOLLY〜〜!!!」
とかってシャウトしてやがる。
何だろう?
まだ酒が抜けてねぇのか?
いや、まさかね。あんだけ汗かいといて・・・
あの上機嫌がすっごく不気味だ。
俺のしたこと怒ってるとか?
ベッドの中で点けた煙草の灰が落ちるのにも気がつかず、
あ〜でもないこ〜でもないと考え込んでいると、
シャワーを終えたhydeがひょっこり寝室を覗き込んだ。
見ると、来た時に着ていた服をそのままきっちり着込んでいる。
「??? 俺のそこら辺の服、テキトーに着ていいぞ?」
「いや、俺、帰るよ」
「え? 今からか?」
「うん、俺、こっち久々だからさ。 今夜はアッチに帰る」
・・・・って、何?
じゃ、ココにはナニしに来たってことか?
「タクシー下に待たせてあるしな」
「!!!!! はぁ!? タクシー!!! って、おまえっ!
4時間は経ってるぞ!!!」
「あぁっ! そうなんやっ! だからはよせいってゆうたのに。
サクラのエロオヤジ! あーーーじゃな、サクラッ!」
そう言うとhydeは、
「あ〜ぁ、タクシー代かさんでんなぁ」
とかつぶやきながら部屋から出て行った。
忘れていた。
ヤツは時々超リアリストなんだ。
俺がまとまらない頭を無理矢理働かせていると、
出て行ったはずのhydeがまた部屋に戻ってきた。
「そうそうサクラ、忘れてた」
そんなことを言いながらベッドサイドまで来ると、
「ん」
俺と軽いキスを交わし、
「あんがと。 うまかったよ。 今度は二週間後に。 んじゃなっ」
再び部屋から出て行った。
いや、上手かったって・・・・
それほどでもぉ〜〜〜。
ガラにもなく照れて、肝心の問題が頭から離れそうになっていた時、
玄関で靴を履いているであろうhydeの独り言がはっきりと聞こえた。
「あ〜〜〜、気っ持ちよかったぁ。 ストレス解消!
すっきりすっきり、アッハッハッハ!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・もしもしhydeさん?・・・・・
・・・・・・・上手かったって・・・・
・・・・・・・美味かった・・・・?
俺は今夜とんでもない勘違いをしていたらしい。
hydeを喰っていたつもりが、
どうやら喰われていたのは俺の方か????
ソロ活動の度に一回りも二回りも大きく(手に負えなく)なるhydeに
数年後の危機感を感じながら、今は自分の活動に素直に専念しようと