2006年夏、1st album『白、黒、青、赤。』をリリースし、
その初秋の地方巡業から始まった「Lion Heads」のLIVE活動。
そして、知名度が高く大いに盛り上がった上海LIVEは、
おのおののメンバーにもそれなりに自らのポジションや方向が
見え始め、「Lion Heads」というバンド自体に大きな変化をもたらした。
そしてそれを皮切りに、尚も続けたイベントLIVEやラジオ出演、
省スペースながらも各音楽誌への掲載などが効果を奏し、
翌年2月にリリースされた『ゼペット』は、彼ら(というよりSakura)
独特の世界観とその音が上手く調和し、まずまずのセールスを
記録することができた。
その後の「Lion Heads」の人気急騰振りは目覚ましく、
再び訪れた上海では、度重ねたLIVEで培われた経験と自信から、
「余裕」とLIVEを自分自ら楽しむという醍醐味を発見したメンバー
により、かなりのエンターティナー性を発揮するにまで至った。
帰国後に控えた3月10日、表参道FAB。
ツアーファイナルとなるはずであったこの公演はあっという間にソールドアウト。
この出来事は、メンバーたちにも大いに自信をもたらせたに違いない。
そして特に、ギター畑からヴォーカルに転移した華山の成長ぶりは、
メンバーの誰よりも、このバンドのプロデューサーも兼ねているサクラには
嬉しいものであっただろう。
ソールドアウトした表参道FABからその二日後の12日、
急遽追加公演という形で目黒LIVEステーションにおき、
「Lion Heads」は事実上のファイナルを迎えるという
ツアーにとって最高の終焉を迎えた。
3月12日:目黒LIVEステーション
Opening Actが「HEAVEN'S」とはいえ、実際はワンマンLIVEのようなものである。
「今日はお祭り!」という華山のMCどおり、その後に続くメンバーの煽りにも、
煽られて反応する客にも「お互いに大いに楽しもう」という気迫が感じられた。
『ゲスト出演』とは、もはや名ばかりの都(SOPHIA)と本メンバーのTOORU。
二人の鍵盤奏者による華麗な演奏バトルに引き続き、
この日の観客には嬉しいプレゼントにもなったサクラのドラムソロ。
そのまま勢いある流れに任せて迎えたアンコール。
途中、「HEAVEN'S」のメンバーが乱入というハプニングにますます会場が沸き、
サクラが華山に呼びかけた一言、
「華山、じゃ、ヴォーカルらしく煽ってみ」
それに応える華山の煽りからラスト曲『ゼペット』が始まるや否や、
会場はこれまでにない盛り上がりをみせ、LIVEは幕を閉じた。